市原市で注文住宅を建てる人へのお役立ち情報満載!
公開日: |更新日:
こちらでは、注文住宅にベランダを設置する必要がるか否か、という疑問に応えるために、ベランダを設置しない場合に生じるデメリット、そして得られるメリットをそれぞれ紹介しています。また、ベランダとバルコニーの違いやベランダを設置する際におさえておきたいポイントなどについても併せてみていきましょう。
住宅にベランダがない場合、どのようなデメリットが生じるでしょうか。3つの主なデメリットは次のとおりです。
ベランダがないと、どうしても外観がのっぺりとした形になりやすいです。凸凹を上手に生かすことで、一戸建て住宅はデザイン性が高くなり豊かな印象になるため、ベランダは重要なアイテムのひとつだといえるのです。ベランダを設置せずに重厚感や高級感を演出するためには、屋根やその他の部分の形状に工夫を加える必要があります。
庭がなかったり庭に充分な広さがなかったりする場合、ベランダを設置しておかないと、洗濯物を外干ししたくてもそれが難しくなります。例えば、気温が高い夏に洗濯物や布団を風通し良好な場所で太陽に当てて干し、殺菌や防カビをしたい、と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ、ひとつ注意しておきたいのは、紫外線にさらすことで除菌効果を得るために外干しをしたいと考えている場合です。紫外線による除菌効果はしっかりと確認されているものではないので、そのためだけにベランダを設置しようとするのは、あまりおすすめできません。ちなみに、殺菌をしたいのであれば、ぜひランドリールームについても検討してみてください。
設計手法に「パッシブデザイン」というものがあります。これは、暑さの厳しい夏場には涼しく、そして寒さの厳しい冬場には暖かく過ごせるようにするための考え方です。実は、ベランダの張り出しも、パッシブデザインに大きくかかわるパーツなのです。張り出し部分によって、夏は高い位置にある太陽の日射がさえぎられます。逆に、太陽の位置が低い冬には、日射を取得しやすくなるのです。
中でも1Fの窓の上にベランダを設置しておけば、日射が遮られやすくなるため、冷房の効きもよくなります。ベランダを設置しないのであれば、庇やブラインドなどで代用することをおすすめします。
住宅にベランダを設置しないことで、どのようなメリットを得られるでしょうか。3つの主なメリットは次のとおりです。
ベランダは、住宅のなかで汚れやすい部分です。砂・ホコリ・鳥のフン・虫の死骸など、さまざまな物が付着するため、こまめに掃除しておくことが求められるのです。さらに、排水溝に溜まるゴミの除去やベランダ全体に積もった雪の除雪なども必要になります。
これらの作業は想像以上に負担が大きいので、その点も考慮した上で、ベランダ設置について検討することが大切です。
ベランダがなければ、空き巣などが隠れる場所が減ることになるため、防犯につながります。プライバシーを守ることを重視してデザインされたベランダは中がみえにくい構造になっており、空き巣が隠れて開錠作業をするのに理想的なスペースになってしまう可能性もあるので、その点も考慮に入れる必要があります。
とはいえ、プライバシーを重視したベランダを設置する場合も、人感センサーライトを設置したり防犯ガラスを採用したりするなどして工夫することは可能です。
コストをおさえやすくなることも、ベランダを設置しないことによって得られるメリットです。まず、ベランダを設置する際には外壁工事・防水工事・金物などの、いわゆるイニシャルコストが必要になります。さらに、住宅完成後の定期的なメンテナンスでも、ベランダがある場合のほうが、そのコストはどうしても高くなってしまいます。
違いがわかりにくいベランダとバルコニー。両者の違いを把握しやすくするため、それぞれの特徴をまとめました。
住宅の外側へ張り出された屋根付きスペースのことを、ベランダといいます。個々の設計にもよりますが、雨が降ってきてもベランダに干してある洗濯物がすぐにずぶ濡れになってしまうことはありません。ちなみに、伝統的な日本家屋には縁側がありますが、縁側には屋根があるので、これもベランダに定義されるわけです。
バルコニーの特徴は、屋根がないという点です。他の要素については、基本的にはベランダとかわりません。ただ、実際にはバルコニーはベランダよりも広さがある場合が多いので、幅広い用途に使えます。
バルコニーと似ているものとして挙げられるのが、テラスです。ただし、テラスは、2Fではなくて1Fに設置されるのが特徴です。庭の一部のように思われるかもしれませんが、地面よりは少し高い位置に設置されます。ウッドデッキのほか、代表的な素材としては石やタイル、コンクリートなどが挙げられます。
後悔しないように上手にベランダを設置するために、おさえておきたいポイントがいくつかあります。
ガーデニングや洗濯など、主にどのような用途を想定しているのかを明らかにした上で設計することが大切です。そうでなければ動線をしっかりと確保できなくなるので、使い勝手の悪いベランダになってしまいます。
広さに適した排水設備の設置も重要なポイントです。排水設備がないと、台風や豪雨の際に水漏れなどの発生リスクが高まってしまいます。設置基準も定められているので、あらかじめ業者に相談しておくようにします。
室内の採光性についてもしっかりと計算に入れておくようにしましょう。ベランダを設置する目的にもよりますが、あまり広いベランダだと、1Fの採光性が低下してしまう場合があります。
洗濯物を干すためのスペース確保を主な目的としてベランダを設置する際は、屋根のサイズとのバランスを計算することが大切です。ベランダの広さに対して屋根が小さすぎると、雨が吹き込みやすくなり、洗濯物を安心して干しておけなくなってしまいます。
防犯対策も重要なポイントです。プライバシーのために手すりが死角になるようなデザインだったり、あるいは足場になるものがベランダ付近にあったりすると、どうしても防犯性が低くなってしまいます。
コンセントがベランダにあると便利なので、設置しておくことをおすすめします。コンセントがないと、電気が必要になった場合に、室内のコンセントを使用することになり、どうしても出入りの際に配線が邪魔になってしまいます。
※シノスタイルの選出基準:漆喰壁、自然健康塗料を標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)。
※ライフの選出基準:ZEH、蓄電池、AI住宅が標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)
※本吉工務店の選出基準:市原市にある企業で最も古くに創業された注文住宅会社(調査日時:2023年6月)