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ヌックスペースを注文住宅に取り入れたい方もいるかもしれません。見た目がおしゃれですし、利便性もあります。ただし、ポイントを押さえないと宝の持ち腐れになりかねません。ヌックスペースを注文住宅に取り入れるならポイントを押さえましょう。
ヌックスペースとは、こぢんまりとした居心地のいい空間を意味しています。ヌックとはスコットランドのヌークが語源です。スコットランドの建築様式の石造住宅にはある特徴があります。暖炉の脇に小さな部屋やちょっと腰掛けられる空間が設けれており、それがヌークと呼ばれているのです。ヌックの広さは使用用途や、何人が一度にくつろげる場所にするのかでも変わります。
ヌックスペースには注意点があります。メリットばかりを見て注意点を無視するとイメージ通りにならないためチェックしておきましょう。
ヌックは暑さ対策が必須です。ヌックの問題点は夏対策をしないと熱気や湿気が滞留しやすく、快適に過ごせる環境になりません。リビングに設置した場合、エアコンを使えば流れるだろうと油断していると囲い壁が原因で冷房が届かないケースもあります。ヌックは小さな空間のため、エアコンを設定するのは非現実的です。
ヌックの夏対策では空気がスムーズに抜けるように設計することでしょう。窓を設けて開けば空気が抜ける、プライバシーを重視し過ぎて壁で囲い過ぎないようにします。ヌック外の部屋のエアコンを使うなら扇風機やサーキュレーターを併用するなど工夫が必要です。
ヌックは小ぢんまりとしたスペースを前提に考えることをおすすめします。あまりに広すぎると、かえって落ち着かなくなるからです。6畳ほどの広さになると中途半端な広さになり、使い勝手が悪くなります。
また、リビングの中にヌックを考える方もいるかもしれません。広くするとリビングのスペースが狭まる結果になるのです。ヌックの目安としては1畳~3畳ほどが丁度いいでしょう。自室ほどの広さではないサイズが落ち着く目安です。使用目的を明確にしないと宝の持ち腐れになりがちです。「ヌックはおしゃれで珍しい。みんなうらやましがる」という目的だけで設置した結果、持て余して単なる物置になるというのは一番もったいない使い方でしょう。
ヌックは設置場所によっては他の間取りを圧迫する要因です。設置しないほうがよかったと後悔する前に、どう使いたいかを明確にしてみてください。
リビングや階段の下、窓際など、どこにヌックスペースを設置するかで方法は違います。ヌックを取り入れ方がわからない方はぜひチェックしてみてください。
リビングを筆頭にLDKに取り入れるときのイメージは、仮の専有スペースです。リビングは家族、ヌックは誰かというように使いわければちょうどいい距離感が作れて、プライベートを守れるでしょう。LDKとヌックは、ゆるやかに区切るイメージにします。それだけでも空間にメリハリがつくのです。LDKに隣接した小上がりのようなイメージでもいいでしょう。
階段下はデッドスペースになりがちなので、ヌックにちょうどいいです。机代わりに板と椅子を設置すれば、読書や作業、仕事部屋やペット専用ルームなどでも使えます。ただし階段下のため勾配が生まれるため低いほうは窮屈になるため注意が必要です。
リビング階段の場合だとリビングに設置するのと同様に、家族団らんに参加しながらも程よい距離感が生まれます。
窓際に設置すると窓ヌックです。家の中から外を眺める、天気も気温も快適なら日向ぼっこをしながら昼寝やのんびり読書もできます。また、出窓をヌックにするメリットがあります。要件を満たすことで床面積に参入されないのです。狭小地に家を建てる場合、建ぺい率や容積率はどうしても考えなければなりません。出窓をヌックにすれば影響を受けないため狭小住宅の場合、選択肢に入れてもいいでしょう。
ヌックは子供にとっては隠れ家になりえる場所です。子供の遊び場として有効活用できます。子供の遊び場としてヌックを設置するなら境界線を明確にしましょう。ヌック内ならおもちゃが散らばってもOK、外はダメというルールも作れます。また、子供の成長後、そのスペースをヌックとして活用するかどうかも考えておくといいでしょう。
ヌックを取り入れたいが、その後、宝の持ち腐れにはしたくないと考えるなら実際の施工事例をチェックしてみてください。施工事例を見て、設置後、日常生活の中でどんな使い方ができるか具体的にイメージすれば、本当に必要かどうかが見えてきます。
リビング、階段の下、窓際、子供の遊び場としてアイディア次第で多くの使い方は様々です。ただ、広さや空調などヌックを設置する場合、問題点も出てきます。その点も考慮しながら、ヌックを本当に設置するか検討したほうがいいでしょう。
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