市原市で注文住宅を建てる人へのお役立ち情報満載!
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市原市は、歴史文化を身近に感じられる都市だということをご存知ですか? 文化財がたくさんあり、市民による文化祭も広く開催されています。歴史文化を知ると、市原市での生活をより楽しめるでしょう。
市原市では、暮らしの中で指定文化財や登録文化財に触れることができます。指定文化財とは、特に重要な文化財を国・県・市町村が指定して保護する文化財。登録文化財とは、指定文化財よりも緩やかな規制において保護対象を登録できる文化財です。市原市の指定文化財・登録文化財は、令和3年4月現在、合計112件あります(※)。国指定が6件、県指定が27件、市指定が56件、国登録が23件です。天然記念物や、建造物、史跡、彫刻、考古文書などを目にすることで、市原市の歴史をより深く知ることができるでしょう。
※参照元:市原市ホームページ(https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=60236e82ece4651c88c17b43)
市原市にある国指定文化財の建造物は、「西願寺阿弥陀堂」「鳳来寺観音堂」「飯香岡八幡宮本殿」の3つです。西願寺阿弥陀堂は、市原市平蔵1360にある西願寺のお堂。室町時代後期(1495年)に建立されました。正面3間、側面3間、茅葺き屋根の造り。千葉県内で最も本格的な禅宗様の建造物だと考えられています(※)。均整の取れた美しい外観が特徴的です。
鳳来寺観音堂は、市原市吉沢237-1にある鳳来寺のお堂。室町時代後期に建てられました。西願寺阿弥陀堂と同様、正面3間、側面3間、茅葺き屋根の禅宗様建築ですが、簡素で力強い印象があります。
西願寺阿弥陀堂と鳳来寺観音堂は、小湊鉄道「上総大久保駅」からバスでアクセス可能です。
飯香岡八幡宮本殿は、 JR「八幡宿駅」から徒歩4分の、市原市八幡1057にある八幡宮の本殿。室町時代末期に建立されたと考えられています。正面3間、側面2間、銅板葺き屋根の造り。簡素で堂々とした和様建築です。現在では、安産・子育ての神として信仰されています。
これら3つの国指定建造物からは、鎌倉時代に中国から伝わった禅宗の文化や、平安時代からの日本の伝統的な建築文化について学ぶことができます。
※参照元:千葉県ホームページ(https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/n111-002.html)
市原市にある国指定文化財の史跡は、「上総国分寺跡」と「上総国分尼寺跡」の2つです。養老川右岸の「国分寺台」、現在の市原市役所の近くに所在しています。国分寺とは、奈良時代(天平13年)の聖武天皇の詔によって、国の平和と繁栄を祈るために全国各地に建てられた僧寺と尼寺からなる国立寺院です。
上総国分寺には、南大門や中門、金堂、講堂、七重塔などが配置されていました。江戸時代に再建された「国分寺薬師堂」の厨子(国分寺薬師堂附厨子)と、仁王門の手前右側に建てられた「将門塔」は、市の指定文化財になっています。
一方上総国分尼寺は、全国で一番広い寺域です(※)。中門や金堂、講堂、工房などの跡が判明しています。中門と、中門と金堂を結ぶ回廊は、それぞれ平成5年度(1993年度)と平成9年度(1997年度)に復元されました。敷地の一角に建てられた展示館では、映像や展示、復元模型によって、国分寺建立の時代背景や史跡の特色、天平建築の特徴などを学ぶことができます。
これら2つの史跡は、市原市が上総国の政治と文化の中心地であったことが分かる重要な文化財です。
※参照元:千葉県ホームページ(https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/n411-031.html)
市原市の国指定文化財の天然記念物には、「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」があります。この地層ができた第四紀前期更新世と中期更新世の境界付近(約77万4千年前から12万9千年前)の地質年代が「チバニアン」と名付けられました。地質年代に日本の地名にちなんだ名前が付けられるのは、チバニアンが初めてです。
地層は、市原市の田渕近辺に所在しています。海底深くに堆積した地層が隆起し、養老川に侵食によって露頭が形成され、川底の両側に崖がそびえ立つ独特な地形。房総丘陵の隆起する速度の速さや、養老川流域の砂泥質で柔らかい地層がゆえんです。御嶽山が噴火して飛来した火山灰、海中の微生物や陸上の花粉の化石などが見られます。
「地磁気逆転」とは、方位磁針のN極が南を向く現象のことで、地球の長い歴史の中で何度も起きています。しかし、その理由はまだ分かっていません。田淵の地層の露頭では、その地磁気の逆転現象の痕跡が確認しやすいのです。約77万年前から2万年ほどにわたって地球史上最後の地磁気逆転が起きてから、現在の地磁気の向きに変わるまでの環境の変化などを知ることができます。地磁気逆転現象の解明など、学術上非常に価値が高い文化財です。
市原鶴舞ICから約15分でアクセスできます。見学には、長そで・長ズボン・長靴でお出かけください。駐車場の一角にある「チバニアンビジターセンター」では、歴史や環境の変化などを学ぶことができますよ。
市原市では、さまざまな文化祭が行われています。音楽、舞・踊り、歌、芸道、工芸・ものづくりなどなど。特に、政治や文化の中心地として栄えた市原市では、古典舞踊(歌舞伎の中の舞踊)や剣舞、詩舞、能、和太鼓、短歌、俳句など、日本の伝統芸能の文化祭が各地で行われているのが特徴的です。文化活動の成果が、広く市民に公開されています。見に行って身近に芸術文化に触れてもよいですし、実際に参加して体験するのもよいですね。会場は、市原市市民会館(市原市惣社1-1-1) や上総更級公園公園センター(更級5-1-1)、サンプラザ市原(五井中央西1-1-25)、市原市五井会館(五井中央西2-3-13)などがよく使用されています。イベント情報をぜひチェックしてみてくださいね。ここでは、市原市で行われる文化祭の一部を分野別に紹介します。
【伝統芸能】
【芸道】
【歌・踊り】
【その他】
※シノスタイルの選出基準:漆喰壁、自然健康塗料を標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)。
※ライフの選出基準:ZEH、蓄電池、AI住宅が標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)
※本吉工務店の選出基準:市原市にある企業で最も古くに創業された注文住宅会社(調査日時:2023年6月)