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自宅にガレージを作るとなると、当然その分のスペースが必要になります。しかし、住まいを建てるためのスペースは限られているもの。すべての土地でガレージを設置できるスペースを確保できるとは限りません。そんなときに便利なのがビルトインガレージです。ここでは、ビルトインガレージの特徴やメリット・デメリットについて学んでいきましょう。
ビルトインガレージとは、建物の中に組み込まれたガレージのことです。通常、ガレージを設置する際には建物を建てるためのスペースとは別に、ガレージのためのスペースを用意しなくてはいけません。しかし、ビルトインガレージなら建物の1階部分にドアやシャッターを設置するなどして、建物のスペース内にガレージを収めることができます。これによって、ガレージ分のスペースを省略することができるのです。
アメリカなどの海外では土地が広いため、自宅とは別にガレージのためのスペースの確保が比較的簡単にできます。対して、日本では広大な土地を確保することが難しいので、このビルトインガレージが人気があるのです。また、ビルトインガレージはスペースを省略できるだけでなく、屋内から愛車を眺めて楽しむことができるというメリットがあります。
ビルトインガレージの代表的なメリットが、限られた土地にガレージを確保できる点です。土地を拡張したり予算を多くかける必要がなくなるのは魅力でしょう。また、ガレージを作ることで「敷地内の建築物の床面積の1/5を上限に、容積率の緩和を受けられる」というメリットがあります。容積率とは、建築基準法によって各地域に定められている敷地面積に対する建物の延床面積の割合のことです。容積率の緩和が受けられるということは、通常の建物よりも広い家が建てられるということでもあります。
ビルトインガレージを導入すると、必然的に1階部分がガレージになるので、リビングやそのほかの部屋は2階になります。2階にリビングなどの部屋を配置することで、眺望や採光に有利な間取りにすることができるのです。
ビルトインガレージは、居住部分と基礎や屋根を共有しています。そのため、別途ガレージを建てる文のコストを省略できるので、より予算を抑えてガレージを作ることができるのも大きなメリットだと言えるでしょう。
ビルトインガレージを設置すると、1階部分がガレージになるので必然的に建物は2階建て以上になります。そのため、老後の負担を考えるとフロアの上り下りをできるだけ少なくできる間取りを考えておかなくてはいけません。2階部分に必要な部屋が収まらない場合は3階建てにしなければいけないこともあります。どうしても間取りに制約ができること、平屋建てができなくなることは大きなデメリットになる場合があります。
複数の車を格納できるビルトインガレージを設置するとなると、可能な工法が限られてきます。間口を広く取ることためにはRC構法で堅牢な建物構造を確保するか、木造軸組構法で柱や梁を補強するといった方法以外では、複数の車を格納できる広いビルトインガレージを確保するのは難しいでしょう。
ビルトインガレージのある住まいでは、住居と同じスペースにガレージがあるので、ガレージからの騒音が住まいの中に響きやすくなってしまいます。特に夜中などはエンジン音やシャッター音が気になってしまうことが多くなることには注意が必要です。
周囲に公共交通機関が少ない土地では、車は欠かせない生活の足となります。また、小さなお子さんの送り迎えや親世代の介護などにも車は頻繁に利用するでしょう。そうしたライフスタイルには、ビルトインガレージが適してます。車と家の距離が近いので迅速に車を出すことができますし、雨にも濡れずに車に乗ることができるのも大きなメリットです。
車好きなら、たとえ自宅の中にいても愛車に触れたり眺めたりしたいもの。ビルトインガレージは、そうした車をこよなく愛する人にピッタリの方法です。ビルトインガレージに車だけでなく工具も置いておけば家の中にいながらにして愛車のメンテナンスができますし、家のなかで愛車をじっくり眺めることもできます。
ビルトインガレージ内では、洗車やメンテナンスを行うことになります。そのため、用いる素材は必然的に耐水性があり汚れが気にならないものを選ぶべきです。特に床材は水に強いコンクリートを用いるべきでしょう。また、水はけを良くするために排水口の設置も忘れてはいけません。
今後、電気自動車はますます普及してくるものと考えられます。そのため、ビルトインガレージを作る際には、電気自動車の充電用コンセントも設置しておくといいでしょう。後からコンセントを設置するとなると、外装を剥がしたり配線工事をしたりしなくてはいけないので、余計な費用がかかってしまいます。
もっとも一般的な、チェーンで巻き上げる方式のシャッターです。開閉時に音が出るのが難点ですが、重いシャッターも持ち上げられるというメリットがあります。したがって、重い素材を用いたシャッターに適した形式です。
ベルトを用いてシャッターを巻上げる方式です。基本的な構造はチェーン式と同じですが、チェーン式と比べて音が小さいというメリットがあります。反面、チェーン方式よりもパワーが弱いので、重いシャッターには向きません。
天井にレールを設置する方式です。シャッターはレールに沿って収納されます。チェーン式のパワーとベルト式の静音性を兼ね備えた優秀な方式です。しかし、天井にレールを設置するスペースが必要なので天井が高くなくてはいけないという制約があります。
工費ではなく、ガレージにかかる固定資産税を抑えるというアプローチです。ビルトインガレージの面積を家屋部分の延べ床面積の5分の1までに抑えることで、ガレージは固定資産税の対象外となります。逆に、ガレージの面積が家屋部分の5分の1以上になると固定資産税の課税対象になるので、必要以上に広くしないようにすることが大切です。
シンプルな形状であるほど費用は安く、複雑な形状であれば費用は高くなるのは家屋もガレージも同じです。ガレージは家屋ほど複雑な構造になることはあまりないでしょうが、できるだけシンプルな形にまとめることで、工費を抑えることができます。
同じようにビルトインガレージを設置する場合でも、新築のほうがリフォームよりも安くガレージを設置できます。これは、これは、新築なら設計の段階からガレージの設置が建築計画に含まれているからです。建物価格1,000万円台〜2,000万円台の住まいでも、新築ならビルトインガレージの設置が可能なので、できるだけ新築の段階でビルトインガレージの設置を検討しておきましょう。
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