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造作家具はオーダーメイドの家具です。注文住宅を建てる際、造作家具をオーダーすれば既製品を改めて探して購入しなくて済みます。造作家具のメリットは大きいですが、デメリットもあるため併せてチェックし、必要か不要か判断しましょう。
造作家具はオーダーメイド家具です。ただし注文住宅に合わせたオーダーができます。スペースがあれば、希望の寸法に合わせて空間と一体化するような家具です。
既製品と違うのは、目的やスペースやカラーやデザインなど希望に合わせて職人が手掛ける点でしょう。既製品だとお店を数件回っても見つからない場合も多く、妥協も増えますから造作家具のメリットは大きいといえるのです。
造作家具は既製品にはない多くのメリットがあります。気に入ったものを探す楽しさはありますが、明確に理想の家具があるなら造作家具のほうが手っ取り早いです。
造作家具の大きなメリットは空間の有効活用です。テレビボード、棚やタンス、パントリーのような収納などを設置する場合、寸法が問題になります。横に1センチ大きいだけで、壁からはみだしてドアや照明のスイッチなどに干渉することも多いです。
小さ過ぎるとスペースが余り過ぎるケースもあります。大小2つの収納棚を設置しようとしたが、1つが大きい、または小さくて空間にぴったりはまらないケースもよくある失敗です。
造作家具ならスペースに合わせて寸法ぴったりの収納棚を作成できます。スペースのムダがなくなり、隙間もなくなればホコリが溜まらないという衛生面でのメリットもあるのです。
テーブルや椅子、作業カウンターや作業デスクなど、使い勝手のいいものが既製品では見つからないケースも多いです。既製品の机を購入したものの、自分の身体とフィットしなくて使い続けた結果、肩も凝って腰や首が痛くなることもあります。
その点、造作家具なら使用する人に合わせたカスタマイズが可能です。自分にぴったりと合うものですから、まさに一生物でしょう。既製品にはない、世界で自分に一番合ったものという特別感もあるため長く使えます。
部屋全体に統一性が生まれます。インテリアデザインに多種多様なものを選ぶと、ガチャガチャとした雰囲気になりがちです。統一性のない統一性を意図的に作り出すのは高いセンスが求められます。単純に落ち着かない部屋になる可能性もあるのです。
造作家具でインテリアデザインを統一するほうが簡単で、洗練さも生まれます。見た目もすっきりしますし、部屋のイメージに合わせた造作家具ですから違和感も生まれません。落ち着いた部屋を作り出す大きな一要素になります。
素材やデザインにとことんこだわれるのも造作家具のメリットです。カラーリング、パーツやデザインなど自分の好みのものを選べます。また、素材についても無垢材もどんな種類を採用するのかという楽しみも生まれるのです。
国産のケヤキやヒノキや栗の木なども選べます。世界的にも人気があり、船にも使われる水に強いチーク材や、ウォールナットやマホガニーは三大銘木も高級感にあふれていますし、アフリカの巨木であるブビンガも珍しい木材です。また、同じ種類の木でも木目が違います。まさにオリジナルの自分だけの家具が手に入るのです。
造作家具は壁に固定するような一体型も多いです。そのため大きな地震があっても倒れてくる可能性が低いといえます。家具が倒れて下敷きになれば、命の危険性さえあるのです。
また、家具が邪魔になり避難経路を潰してしまう危険性さえあります。冬場にストーブを使っていたり、炊事場でガスコンロを使っていたりすると、倒れることで火が燃え移る危険性さえあるのです。棚の上に小さな棚を置いている場合、落下の危険性があります。造作家具ならその心配が軽くなるのです。
造作家具の「固定」という点には、地震の転倒対策以外に、掃除がしやすいというメリットがあります。移動しませんし、隙間にホコリやゴミが溜まることもないため掃除の手間が軽くなるのです。
掃除動線という点でも、壁際にまとまっていて、お掃除ロボットの邪魔にもなりません。日常生活が忙しく、掃除をする時間がなかなか取れない方の負担も軽くなります。
メリットの一方で、デメリットがあるのは無視できません。造作家具にもデメリットがあるためチェックしてみてください。
時間がかかります。こだわればこだわるほど、打ち合わせに時間がかかるのはしかたないことです。「要望を伝えれば2日、3日で完成する」ということはありません。図面化して見積もりをするなどの作業も必要です。
素材の用意、固定場所、サイズの調整など、設計士やコーディネーターも詳細な打ち合わせがあります。設置する壁や床の下地も整えなければなりません。
既製品よりコストが高いです。予算に限りがあるなら要望をすべて叶えるのはむずかしい可能性があります。設置場所の寸法に合わせようとすれば、材料にムダが出てくる可能性も否めません。
特殊な素材、高級な無垢材を選択すれば当然、コストも高くなります。チーク、マホガニー、ウォールナットは高級です。神代木のような樹齢1,000年以上の木材もありますが一枚板だけでも百万円以上になります。コストを抑えるなら既製品との組み合わせによりバランスを取るのがいいでしょう。
固定は移動できないことを意味します。模様替えをしようとするなら、造作家具の位置は動かせない前提で考えなければなりません。移動もしようと思えばできますが、壁にビスの穴、壁紙やフローリングへの対処も必要です。
家具を部分的にだけ撤去したい場合も簡単ではありません。とくに壁面収納やカウンターの場合はむずかしいです。DIYが趣味、建築関係の職人や経験がある方でないと、移動させるのは現実的ではないでしょう。それでも時間がかかるのは覚悟したほうがいいです。
将来的に移動させるかもしれないと考えるなら、物にもよりますが職人や設計者に事前に伝えれば対策を考えてくれるかもしれません。
造作家具は細部まで好みに合わせられます。ただ、細かく決め過ぎると、特定条件でしか使えないものになりがちです。たとえば、ライフスタイルの変化により使い勝手が悪くなるケースもあります。
そのためある程度、柔軟性を持たせることを考えたうえで、形状やサイズ、デザインやカラーリングを考えたほうがいいでしょう。その場合、ライフスタイルに変化があっても柔軟対応できるからです。
たとえば、形状やサイズも若い頃はよかったけど、年齢が高くなると使いづらくなることもあります。棚の場合だと高さを変えられるようにすれば、状況に対応できるのです。また、子ども部屋の場合、子どもが独立後、違う用途の部屋で使うなら造作家具は設置しないという選択肢もあります。
既製品と違うのは完成品を現物確認できない点です。施工会社も事例や完成イメージを見せてくれるかもしれませんが、実際の現物はまだできていないわけですから、見て、いいかどうか判断ができません。
完成品が予想と違い、カラーリングや質感が異なるケースもあります。とくに打ち合わせをあまりしていない、「なんとなくこういう感じで」と、要望も漠然としているなら、イメージと違うものができやすいです。その点に注意して、打ち合わせはしっかりしたほうがいいでしょう。
※シノスタイルの選出基準:漆喰壁、自然健康塗料を標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)。
※ライフの選出基準:ZEH、蓄電池、AI住宅が標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)
※本吉工務店の選出基準:市原市にある企業で最も古くに創業された注文住宅会社(調査日時:2023年6月)