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「キッチンに床下収納を設置すると便利そうだけれど、実際はどうなんだろう…?」と迷っている方は多いはず。ここでは、床下収納のメリットやデメリット、設置する際の注意点を紹介しています。床下収納での保管に適しているものもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
キッチンの床下収納は、明治時代のころから住宅に取り入れられてきました。家の床の高さは、建築基準法によって「地面から45cm以上」と定められています。そのため、住宅の床には収納スペースが生まれることになります。また、床下は暗くて涼しいため、冷暗所での保存が必要な食品の保管に適しているのです。
以前は食品を保管していることが主であったものの、現代では床下収納にキッチンアイテムも収納するケースが増えているようです。
床下収納には「食料品やキッチンアイテムを収納できる」というメリットのほか、「床に段差ができる」などのデメリットもあります。そのため、メリット・デメリットを理解したうえで導入を検討しましょう。
床下収納があれば、キッチンの収納スペースが増えます。キッチンに収納しきれない食品やアイテムのために、食器棚を増やす方もいるでしょう。しかし、収納棚を増やすとキッチンのスペースが圧迫され、ごちゃごちゃとした印象になってしまいます。
その点、床下収納は使っていない空間を活用するため、収納スペースを増やしながらもすっきりとしたキッチンを保つことができます。
食品やキッチンアイテムを収納するとき、見栄えも気になりますよね。各パッケージ等のデザインに統一性がなく、生活感がでてしまうことも。
床下収納は蓋をしてしまえば見えなくなるため、見栄えを気にしながら収納する必要がありません。床部分も蓋があるだけなので、インテリアの雰囲気を壊してしまうことがないでしょう。
床下収納は、蓋を開ければ床下収納庫本体を取り外せるようになっています。そのため、床下収納を家の点検口として活用することが可能。シロアリ被害や水漏れ、基礎部分のヒビ割れなど、年に1回は床下収納から点検を行っておきましょう。
床下収納は蓋をしてしまえば目立たないものの、蓋部分にわずかな段差が生まれます。そのため、段差が気になったり、つまづいてしまうことも。段差の細かいすき間にゴミが入り込み、掃除が必要になることもあります。
床下収納は、他の収納スペースと比較して「出し入れがしにくい」というデメリットがあります。床部分に蓋があり、食品やアイテムはさらにその下に収納するため、出し入れする際にしゃがまなければなりません。そのため、人によっては「床下収納から出し入れするのがつらい」と感じる方もいるでしょう。
床下は暗く涼しいものの、湿気が溜まりやすくなっています。また、キッチンには水道管や配水管などが設けられているため、湿度が高くなりやすいのです。そのため、収納した食料品のカビに注意が必要。
湿気に強い食品を収納するほか、「新聞紙を敷く」「除湿剤を入れる」といった除湿対策を行いましょう。また、ものを詰め込みすぎないことも大切です。年に2回ほど床下収納内を掃除すると、清潔な状態を保ちやすくなります。
床下収納に、重いものを収納するのは避けましょう。床下収納庫はプラスチックでつくられているため、強度は高くありません。重いものを収納すると、床下収納庫が経年劣化などによって割れてしまうこともあるでしょう。
また、床下から重いものを取り出す際に、腰に負担がかかります。ぎっくり腰などの要因となるため、床下収納には軽いものを収納するのがおすすめです。
なお、収納できる重さに関しては、各床下収納庫の取扱説明書に記載されています。
床下収納には、基本的に「出し入れする回数が少ないもの」を収納するのがおすすめです。使用頻度が低く、ストックしておきたいもののや腐らないものを保管しましょう。
床下収納は出し入れしにくいため、頻繁に出し入れをする水やビールなどの保管には適していません。また、冷暗所で保管するぬか床や根菜類などの収納にも不向き。収納していることを忘れてしまう可能性がるためです。
床下収納は、重いものの保管には適していません。重いものを取り出す際に腰を痛めるため、収納するのは片手で持ち上げられる程度のものまでにしましょう。
また、日常的に出し入れするものの保管にも向いていません。使うたびに床下から取り出して、使ったらまた収納する..という作業が面倒に感じる可能性が高いためです。
さらに、防災グッズなどの保管もおすすめできません。防災グッズの収納場所に困るケースはよくあるものの、いざという時にキッチンの床下収納から防災グッズを取り出せる状況かどうかがわからないためです。防災グッズは、玄関や寝室など、さっと手に取れる場所に保管しておくことをおすすめします。
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