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木造の注文住宅を建てるときに気を付けたいことのひとつに、シロアリ被害があります。シロアリ被害に遭う家には共通点があることが多いため、適切な対策が必要です。ここでは、シロアリ被害に遭いやすい家の特徴やシロアリ対策について紹介します。
木造住宅の劣化原因として、多いのは腐朽です。次いで大きな原因とされるのがシロアリ被害。被害が大きくなると耐震性能にも問題が生じることから、修復が必要になります。その上、家の資産価値が下がってしまう可能性が高いです。
シロアリ被害では、木造住宅の基礎の上にある土台や大引きなどの内側が食い荒らされます。1階の床下がターゲットになることが多いです。外から見て問題がなくても、内側はボロボロになっています。ひどくなると、柱から家の中にシロアリが集団で出てくることも。気がついたときにはボロボロに食い荒らされているのがシロアリ被害の特徴です。
木造住宅を建てるなら必須とも言えるシロアリ対策ですが、対策を立てる前に知っておきたいのはシロアリの性質です。シロアリはその名前からアリの仲間と思いがちですが、実は「ゴキブリ」の仲間。ゴキブリが好みそうな場所が好きという性質があります。特に気を付けたいのは、次の3つです。
特に床下は、これらの条件が揃ってしまいシロアリに狙われやすいので注意が必要です。湿気対策をして、シロアリが生息しにくい環境を作りましょう。
シロアリの餌は木材です。特に好きなのは、マツ、ホワイトウッド、ヤナギ。逆に好まない木の種類はヒバ、カシ、アピトンです。シロアリはマンションでも発生しますが、木造建築はよりリスクが高いと言えます。さらに、ホワイトウッドであるモミやトウヒを使用する2×4工法は注意が必要です。
シロアリの特徴を踏まえ、シロアリ被害に遭いやすい家を確認しましょう。注文住宅を建てるときにこうした作り方を避けることで、シロアリ被害のリスクを減らせます。
シロアリ被害に遭う家には、床下が低いことが多く見られます。床下が低いということは、空間が狭く、風通りの悪さにつながっていることが考えられるでしょう。シロアリは空気の動きに弱いのも特徴のひとつですが、風が通りにくい床下なら快適に過ごせます。特に温度が高くなるお風呂やキッチンの床下は注意してください。床下は40cm以上作りましょう。
建築基準法では5mごとに300㎠以上の換気口を設置する必要があります※1。床下の換気口の数がこの基準以下の場合、床下の空気の流れが発生しません。シロアリが好む環境になってしまいます。換気口を適切に設置することが大切です。床下の湿気を改善できれば、シロアリ被害のリスクを減らせます。
※1参照元:auiewo(https://auiewo.com/blog/post-7808)
ジメジメした環境はシロアリが好む環境です。換気を意識した家を建てたとしても、近隣の環境によってはリスクが生じることになります。家の近くに川や池がある場合は、要注意です。近くに川や池があるということは、地下水位が高い土地であると推測できます。地盤に含まれる水分量が多いということ。水分量が多い地盤からは多くの湿気が上がってきます。このような場所はシロアリの絶好の住処です。
シロアリ被害に遭いやすいのは木です。門扉や柵が木製の場合は、シロアリの餌になる可能性があります。地面から直接つながっている場合は特に、地面の中から門の内部に容易に侵入できるでしょう。門から玄関へのアプローチに枕木を置いている家もリスクが高いです。地面から門、そして門から家へと侵入経路を構築しないように気を付けてください。
シロアリが発生しにくい家づくりを意識すると同時に大切なのは、シロアリ対策です。薬剤を使用する方法以外にもシロアリ対策方法はあります。ここでは、シロアリの生態に効果的な対策方法を確認していきましょう。
ホウ酸は、シロアリ対策としてスタンダードな薬剤散布方法です。費用が安価で、5年間の保証が一般的。新築の木造住宅はもちろん、中古住宅を購入後にリフォームの一環で実施するケースも多いです。
5年間保証がつきますが、5年を過ぎると効果が落ちるため再施工が必要です。新築時やリフォーム時とは異なり、再施工時は建物が完成しているため、施工できる場所が限定されてしまうというデメリットがあります。
構造材である木材自体に特殊な防蟻処理をする方法があります。加圧注入材という内側に防蟻薬剤を注入している構造材を使用。長期間の防蟻効果に期待できる上に、木材が腐食しにくくなるというメリットもあります。
加圧注入材は、シロアリが食べることで効果を発揮するというタイプの薬剤です。シロアリが薬剤を避けて他の木材を食べてしまうと、十分に防蟻できません。加圧注入材を使用する際は、他の防蟻対策と併用すると良いでしょう。
人体に優しいシロアリ対策に防蟻・防湿シート工法があります。べた基礎工法をおこなうときに、基礎コンクリート下部に防蟻・防湿シートを全面に敷き詰めるという工法。WHO認定のビトフェリンという薬剤が有効成分です※2。人や動物に対して刺激が少なく安全で、環境にも優しい一方、シロアリには高い効果を発揮します。防蟻はもちろん、防湿効果もあり、期待できる持続性も長期。シロアリの忌避性能と即効性、少量での効果を併せ持つ工法です。
※2参照元:CLATCH(https://cratch.co.jp/blog/housing-maintenance/shiroari/)
シロアリ対策は、素人が考えても効果的な対策ができません。シロアリの生態を把握した上で、侵入経路をしっかりと防ぐことが大切です。注文住宅を建てるときは、業者に相談して、適切なシロアリ対策を施しましょう。
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