市原市で注文住宅を建てる人へのお役立ち情報満載!
公開日: |更新日:
「吹き抜けのあるリビングに憧れる」という方は多いはず。開放的なリビングでゆったりとくつろげたら幸せですよね。ただ、吹き抜けにはデメリットもあります。そのため、デメリットを理解したうえで対策を行うことが大切です。
吹き抜けとは上下連続した高さのある空間であり、上階に床を設けないことで開放的な空間を確保できます。
1階の床から2階の天井まで2層分の高さがある場合は2層吹き抜け、1階の床から3階の天井まで3層分の高さがある場合には3層吹き抜けと表します。
吹き抜けは、「開放感のあるリビングにしたい」「リビングやダイニングの明るさを確保したい」などの希望がある場合にぴったり。おしゃれなため注文住宅でも人気があり、吹き抜けのあるリビングに憧れる方は多いでしょう。
吹き抜けのある空間は、開放的で明るいのが特徴です。十分な広さを確保できない空間でも、天井高が高いことで広々と感じられます。また、家族の気配を感じやすいため、コミュニケーションを取りやすいのも魅力です。
天井高が高いと、実際のスペース以上に広く感じることができます。反対に天井高が低いと実際の広さよりも狭く感じられます。
たとえば都市部の土地などで理想的な広さを確保できない住宅の場合、吹き抜けを採用することで窮屈さを解消できるでしょう。
吹き抜けの天井部分に窓を設ければ、採光を確保できます。1階の壁に設置した窓よりも自然光を取り入れやすいため、明るい空間を実現したい場合におすすめです。
また、家を建てたい場所の南側に建物があって影が差してしまう場合にも、吹き抜けに窓があることで採光性がアップ。
採光性の高い空間は居心地が良いだけではなく、体内時計の調整といった健康面にもプラスに働くため、ぜひ吹き抜けを採用してみてはいかがでしょうか。
吹き抜けのない住宅は各階が閉鎖的になりがちですが、吹き抜けがあることで別の階にいる家族の気配を感じられます。家族が今どこにいるのかを感じやすいうえ、たとえば1階のキッチンから2階の子ども部屋に呼びかけることもできます。
そのため、「家族がコミュニケーションをとりやすい家が欲しい」「子どもが成長しても、コミュニケーションは大切にしたい」と考えている方におすすめ。
また、吹き抜けの廊下部分にワークスペースや勉強スペースを設けるなど、空間の有効活用も可能です。
吹き抜けは天井高の高い大空間が魅力ですが、冷暖房が効きにくいほか、においと音が伝わりやすいといったデメリットもあります。また、照明の交換や吹き抜け天井の窓の清掃が大変になることも。吹き抜けのメリットだけではなく、デメリットもしっかりと理解しておきましょう。
空気は温度が高いと上に溜まり、温度が低いと下に溜まる性質をもっています。
たとえば冬の冷たい空気は下に溜まりやすいため、1階にリビングがある場合には寒さを感じることも。ただ吹き抜けを設けるだけでは冷暖房の効きが悪くなるため、光熱費がかさむのも心配です。
そのため、天井にヒーリングファンを設置して空気の滞留を防ぐと良いでしょう。また、1階に床暖房を設置することで、冬場の寒さ対策を行えます。
吹き抜けのある空間は、1階で生じるにおいや音が上階まで伝わりやすくなっています。たとえば料理のにおいが2階の寝室まで伝わったり、1階リビングのテレビの音が2階の部屋まで伝わる可能性があるでしょう。
そのため、においや音が気になる場合には、吸音材や換気扇などを設置することをおすすめします。
吹き抜けのある空間は床から天井までが非常に高いため、照明の交換が大変になる可能性があります。通常の天井高ならば脚立などを用いれば良いものの、吹き抜け天井にある照明は自分で交換できないケースもあります。そのため、自分で交換可能な位置に照明を設置したり、LED電球などで照明の長寿命化を図ると良いでしょう。
また、吹き抜け天井に設けた窓は、掃除が困難というデメリットもあります。掃除が必要な際は、専門業者に依頼することになるでしょう。
吹き抜けをつくる際は、個室の配置や断熱性にこだわることをおすすめします。せっかく憧れの吹き抜けを採用しても、2階で快適に過ごせなかったり快適な室温を実現できなければ、後悔してしまいます。
吹き抜けの上層階では、吹き抜け側に扉を配置しない・吹き抜け側の壁を防音仕様にするなどの工夫がおすすめです。また、吹き抜け側には客間などの使用頻度の低い個室を設けるのも良いでしょう。
住宅に吹き抜けをつくる場合、1階のLDKの上層に設けるケースが多いでしょう。LDKに吹き抜けを設けることで開放的なくつろぎ空間が生まれますが、LDKで生じたにおいや音は上層階へとダイレクトに伝わります。
そのため、子ども部屋や寝室の配置には要注意。「においが気になって眠れない」「音が聞こえてくるので勉強に集中できない」という悩みが生じるかもしれません。
吹き抜けがあると冷暖房が効きにくいといわれていますが、家の断熱性を高めることで対策を行えます。断熱性の低い家は、いくらエアコンで室内を暖めても空気が家の外に逃げてしまいます。そのため、冷暖房をつけても温度ムラが生じ、夏暑く冬寒い家になってしまうでしょう。
一方断熱性の高い家は外気が侵入しにくく、外気温が室内に影響しにくい工夫を施しています。そのため、「吹き抜けに憧れるけど、快適な室温を保ちたい」という方は、家の断熱性能にもこだわることをおすすめします。
吹き抜けは、開放的な空間を実現してくれます。たとえば吹き抜けのあるリビングなら、家族みんながリビングに集まっても窮屈に感じません。ただ、冷暖房が効きにくかったり、音やにおいが伝わりやすいなどのデメリットもあります。
そのため、吹き抜けをつくる際は個室の配置に配慮し、断熱性を高めることが大切。業者と相談し、後悔のない家づくりを行いましょう。
※シノスタイルの選出基準:漆喰壁、自然健康塗料を標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)。
※ライフの選出基準:ZEH、蓄電池、AI住宅が標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)
※本吉工務店の選出基準:市原市にある企業で最も古くに創業された注文住宅会社(調査日時:2023年6月)