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ダウンライトは天井に埋め込む照明器具です。天井に照明のでっぱりがなくなり、フラットにできます。すっきりとした天井を求める方にはぴったりの照明です。ただし、どんなダウンライトも同じ訳ではありません。部屋に合わせた選び方について知っておきましょう。
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明です。シーリングライトやペンダントライトは、天井にでっぱりが生まれます。ダウンライトは天井をフラットにできるのがメリットです。種類が複数あるので、イメージ通りのものを選ぶ際にはポイントを押さえておきましょう。
ダウンライト選びで後悔しないためには、事前に選定のためのポイントを押さえることです。ポイントをチェックしておくことで大きな失敗を避けられます。
ダウンライトは天井に埋め込まれています。明かりの広がりという点では範囲が狭くなるのは特性上しかたないことです。複数設置していても、真下は明るくても離れると暗さを感じる方もいます。ダウンライトはある意味、他の照明の補助的な役割と考えるぐらいが丁度いいのです。
明るさが足りないといっても、ライトの真下は明るいでしょう。真下にずっといる状態だと眩しさを強く感じる可能性があります。例えば、ダウンライトの真下のソファーに寝転んで、照明が顔の真上に位置すれば眩しいのは当然です。吹き抜けで2階を見上げたときにダウンライトの光で目が眩むこともあります。そのため設置場所は慎重に決めましょう。
ダウンライトの電球が切れたときは困りものです。住人が交換することになりますが、一体型だと業者へ交換依頼をする場合もあります。ただ、10年から20年に一度という頻度で交換するタイプもあるので、短期間で何度も手間が発生するとは限りません。
模様替えの難しさもダウンライトの特徴の1つです。例えば、下にテーブルを置いてピンポイントで照らすようにしたとします。その後で模様替えをしたくても、テーブルの移動がしづらくなるのです。家具の位置で部屋の印象は変わります。おしゃれなライトアップにこだわる方は特に注意したいポイントです。
ダウンライトは費用がかかります。設置のためには天井にダウンライトをはめこむ空間が必要です。1箇所工事するだけならコストを抑えられますが、問題は複数設置する場合で、トータルだと大きな出費になります。一体型だと交換の際によりコストがかかるため、ランニングコストも考えた計画が必要です。
後悔しやすいポイントをチェックしたら、対策を考えておきたいところです。家具の位置や場所による明るさについて考えてみましょう。
ダウンライトは埋め込み式のため、位置を変更したくてもできません。光の当たり具合に自由度を求めるなら、角度を変えられるユニバーサルタイプにすれば対応できます。一方でベースタイプと呼ばれるものは、角度調節ができません。
対策はダウンライトを移動させるのではなく、家具の位置や配置計算が求められます。将来的な家族構成やライフスタイルの変化、模様替えを考えるなら最初からユニバーサルタイプにするのもおすすめです。
ダウンライトは空間の中心部に集中して配置するタイプと、天井全体へバランスを考えながら配置するタイプがあります。集中配置では照らしたい部分は明るくなりますが、不要なところは照らされません。分散配置は暗いところがなくなり、空間全体を照らします。これは好みや目的に合わせて工事前に検討しましょう。
ダウンライト自体は小さいですが、真下を集中的に照らせるのがメリットです。ただ、集中し過ぎた結果、眩しさを感じることもあるかもしれません。その点を考慮した上で、明るさや色合いを変える工夫が必要です。
ダウンライトの中には調光機能を備えたものもあります。照明の明るさが調節可能で、時間帯や必要に応じた使い方ができるため便利です。光の色合いを変化させられる調色機能付きのダウンライトもあります。
色合いはK(ケルビン)という単位で表現され、数値が小さければオレンジ色の暖色系、大きいと青白い寒色系です。リビングなら2700K~3000K、キッチンなら手元まで明るくなる5000Kなど場所と目的別に選んでみましょう。
ダウンライト1つだけでは明るさが不足します。補助照明という考え方で、他の照明と組み合わせることを前提に照明全体を考えるのもポイントです。たとえば一室多灯では、複数種類の照明を使用し、必要箇所だけ明るさを加える方法です。ペンダントライトを中心にして補助的に照らしたい所は、ダウンライトという組み合わせもいいでしょう。
ダウンライトのメリットはピンポイントで真下を集中的に照らしたいときに活躍する点です。下方向だけならベースタイプ、角度調整したいならユニバーサルタイプと、目的に合わせて選んでください。
ただ、ダウンライトは手間もコストもかかります。ダウンライトは複数の設置が必要なため、トータルで考えるとコストが膨れる可能性があるのです。移動できないため、模様替えでは家具の移動が求められる手間やコストのことも踏まえた判断が求められます。逆にいえば手間もコストも踏まえて選定すれば、後悔する結果につながらないはずです。
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