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※本吉工務店の選出基準:市原市にある企業で最も古くに創業された注文住宅会社(調査日時:2023年6月)

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注文住宅で採用される工法の種類

注文住宅を建てる際には、様々な工法を用いられています。この記事では採用される工法の種類についてメリット・デメリットと一緒に紹介していきます。

木造軸組工法

木造軸組み工法は主に柱と梁で骨組みを作り、筋交いを入れた耐力壁をバランスよく配置して住宅を建てる工法です。日本の8割の住宅はこの工法で建てられていると言われており、設計の自由度が高いことも人気の理由となっています。

木造軸組工法のメリット

設計の自由度が高い

木造軸組工法は梁と柱で住宅の構造・骨組みを作り、筋が入っている耐力壁を住宅へバランスを整えて配置することで耐震性も備えることができます。

住宅の構造に関する制約は少ない工法なので、購入した土地が変形していたり狭小地だったりした場合にも十分に対応できます。設計の自由度が高いので購入した土地や理想の家のイメージを活かした家づくりができます。

間口を広くとれる

間口の広い家を設計したい場合にも柔軟に対応できます。木造軸組工法では、柱の素材としてヒノキやスギ・ベイツガ・ベイヒバといった素材からより強度の優れた集成材を利用する場合もあります。強度の高い構造材・梁を使用することで柱の本数を減らした開放感のある空間を実現することも可能。

木造軸組工法は日本で古くから利用されてきた工法でもあるので、日本らしさを活かしたデザインにしたい場合にも向いています。

木の性質を活かした家づくりができる

木は火に弱そうに見えますが、厚い・太い木は燃えにくいという性質があります。また、木はコンクリートや鉄と比べて断熱性能も持っています。木を利用する木造軸組工法では、このような木材の性質を活かした家づくりを行うことが可能です。

木造軸組工法のデメリット

湿気・シロアリに弱い

木造軸組工法は湿気に弱くて木が腐ってしまったり、シロアリの被害も多くなっていたりするというデメリットがあります。木造軸組工法にする場合には、湿気は大敵なので天井下や天井にたまりがちな湿気には注意するようにしましょう。また、シロアリに関しては被害を受けるリスクを抑えられるように対策をしっかりと行っておくことが重要です。

強度は鉄やコンクリートに劣る

木造軸組工法は鉄やコンクリートに比べると、強度が低めになっています。そのため、木造軸組工法で家を建てる場合には、壁の中に筋交いを入れる耐力壁を配置することをはじめとした工夫を行うことが重要になります。木造軸組工法を利用する場合には、不足している強度を補うため壁に筋交いを入れることが重要です。

仕上がりにばらつきがある

木造軸組工法では作業を主に現場で進めていく形をとることが多いです。そのため、施工を行う業者によって住宅の仕上がりが異なります。また、施工を行った時の天候も家を建てていく上で大きな影響を与えることもあります。仕上がりにばらつきが出てしまいがちな点が木造軸組工法のデメリットといえそうです。

軽量鉄骨造

軽量鉄骨造とは鉄骨系プレハブ工法の一種です。素材は工場で大量生産されているので、品質が一定です。強度もしっかりとしているので、大きな窓・空間も作れる工法となっています。

軽量鉄骨造のメリット

品質が安定している

軽量鉄骨造に使われる素材は、工場で大量に生産しています。そのため、住宅の品質が職人によって変わったりすることなく安定しています。多くのハウスメーカーで軽量鉄骨造が採用されており、イメージに近い住宅を手に入れることも可能でしょう。

大きな窓・空間を作れる

軽量鉄骨造は、軽量鉄骨を住宅の骨組みとして活用している鉄骨系のプレハブ工法となっています。主に鉄で作られている軽量鉄骨造では木よりも強度が高くなっており、住宅に大きな窓を作ったり大きくて開放的な空間を作ったりすることもできます。

軽量鉄骨造のデメリット

設計に制限がある

軽量鉄骨造は工場で大量生産された素材を使用して組み立てられるので、設計の自由度はあまりありません。すでに決まっているデザインや設計で住宅の構造は制限されがちなので注意が必要です。

また、軽量鉄骨造は独自技術が多く盛り込まれていることがあるので、リフォームを行う場合には住宅を建てた時のメーカーに依頼しないと難しい場合が多いです。構造・設計の制限によってリフォームを行う会社に制限があるのもデメリットといえそうです。

熱を通しやすい性質がある

鉄は熱を通しやすい性質を持った素材なので、エアコンや暖房器具で室内の温度コントロールがやや難しい部分があります。そのため、夏は暑く冬は寒い住宅になってしまいがちです。対策をしていない住宅の場合、冬は住宅内で結露を起こしてしまうこともあります。また、鉄はサビやすく防音性も低い素材となっているため、湿度対策や防音対策も視野に入れておきましょう。

鉄筋コンクリート(RC)造

鉄筋コンクリート(RC)造は、鉄とコンクリートを使って強度や耐火性を高めた工法です。防音性も高く、住宅の種類が一戸建てでも高層ビルでも型枠さえあれば作ることができます。

鉄筋コンクリート(RC)造のメリット

耐火性・強度が高い

鉄筋コンクリート(RC)造はとても強度や耐火性が高く、耐震性の優れた鉄とコンクリートの性質を十分に引き出した住宅となっています。

コンクリートは火に強い素材となっています。そのため、火災に強い住宅にすることが可能です。また、外気や雨水の影響を受けやすい鉄がサビるのをコンクリートも鉄と併用することで抑えてくれます。鉄とコンクリートそれぞれの性質を活かした家づくりができます。

型枠があれば幅広い建物に対応できる

一戸建てから高層ビルまで対応できる工法となっており、建築物の型枠さえあれば柔軟に建物を建てることができます。設計の自由度が高いことから建築家が建てる個性的な住宅から高級住宅などに多く採用されている工法となっています。どのような住宅でも対応できる自由さが、住宅を作る上では大きなメリットとなりそうです。

防音性が高い

コンクリートは、とても重い素材です。そのため、鉄筋コンクリート(RC)造の住宅は音を通しにくくなっていて防音性が高くなっています。防音性が高い住宅にすることによって、生活する上で発生する生活音のリスクへ対策を行えるでしょう。

防音性が高い点は鉄筋コンクリート(RC)造のメリットといえそうです。

鉄筋コンクリート(RC)造のデメリット

品質にばらつきがある

鉄筋コンクリート(RC)造で住宅を作る場合には、住宅の現場で作業を進めていくことになります。そのため、作業に関わる職人さんや状況によって品質にばらつきが出てしまいがちです。一定の品質になるのではなく、現場や天候によって住宅がどのような仕上がりになるのか変わってしまう点はデメリットといえそうです。

外気に影響を受けやすい

コンクリートは、熱を通しやすい性質を持っています。そのため、鉄筋コンクリート(RC)造で建てる場合には住宅の内部まで外の気温の影響を受けやすくなっています。夏は暑く、冬は寒い住宅になってしまいやすいので、快適に過ごすには断熱性に関する対策が重要です。

費用が高くなりがち

鉄筋コンクリート(RC)造にすると、費用がかかってしまいがちなので注意が必要です。

これは、鉄筋コンクリート(RC)造で住宅の構造を作る部分のみを見ても「鉄筋工」「型枠工」「コンクリート流し込み」「コンクリートを固める」「型枠を外していく」という5つの工程に分かれています。1つ1つの工程をこなしていく必要があるので、作業をする時間や手間もかかりコストが増えやすいのです。こうした工程の多さが鉄筋コンクリート(RC)造の住宅を建てる上での費用の高さにもつながっていきます。

木造枠組壁式工法

木造枠組壁式工法とは、多くの規格材の中から、約2インチ×4インチの規格材が用いられる工法のことになります。 現在は日本だけでなく欧米などを中心とし、世界でも使用されている工法になります。

木造枠組壁式工法のメリット

耐震性・耐風性に優れている

この工法は、壁(面)で構成されているため、自身や台風・強風などといった外部から加わる刺激に対して、従来の工法(軸組工法)と比べて耐性があると言われています。従来の方法でも耐震性や耐風性はあるのですが、別途工事が必要になります。

工事期間が短い

枠組壁式工法は材料が標準化されており、工事の方法もマニュアル化されています。そのため、職人さんの腕に関係なく同じような質で作業することができます。また作業工数を削減することもでき、軸組工法と比較した際に短期間で住宅を建築することができます。

防火性・断熱性も優れている

冒頭で木造枠組壁式工法は「耐震性に優れている」と紹介しましたが、防火性と断熱性にも優れています。パネルをはめ込む方式で壁構造であることから、密閉性や気密性が高く、火災が発生しても延焼しにくいという特徴があります。

木造枠組壁式工法のデメリット

開口部を大きく取れない

開口部を大きく取るということは、壁の一部をくりぬくことになるため、住宅を支える壁の強度が下がってしまうことにもつながります。また、開口部を広げる場合はルールが設けられているので、自由に広げられない可能性があるということも覚えておきましょう。

湿気の耐性がない

断熱性や気密性が優れていることにより、寒い地域では家の中の気温と外の気温の差がより大きくなります。このことによって湿度が高くなり、規格材が腐食しやすくなってしまうという側面があります。枠組壁式工法を導入するのであれば、湿気対策をすることをお勧めします。

規格材を加工することが難しい

枠組壁式工法では壁全体で耐震性を確保しているため、四角い規格材が基本の形となります。そのため、壁を撤去する・貫通させるなどといった規格材を加工するようなことはできません。

木質系プレハブ工法

木質系プレハブ工法は、工場で量産された木材の枠組みと合板を張ったパネルを現場で組み合わせて建物を建てるプレハブ工法の一種です。

木質系プレハブ工法のメリット

安定した品質

木質系プレハブ工法で用いられる部材は、すべて工場で生産された量産品です。そのため、どの部材も品質が均一なので、仕上がりにばらつきがありません。

作業員の技量によるばらつきが少ない

木質パネル工法では、部材をあらかじめ工場で生産するだけでなく、断熱材や下地材、電気配線も工場ですでに組み込まれています。そのため、それらを現場で施工する必要がなく、現場の作業員による施工のクオリティのばらつきも抑えることができるのです。

工期が短い

木質パネル工法は、工場で量産され、あらかじめ断熱材などを組み込まれた部材を現場で組み合わせて家を建てる工法です。そのため、ほかの工法に比べて現場での作業が少なくなり、結果的に短い工期で家を建てることができます。

木質系プレハブ工法のデメリット

断熱性能が低下することがある

木質系プレハブ工法で用いるパネルには、前述の通り工場出荷時の段階で断熱材が組み込まれ、現場に運ばれます。その運搬中に部材が雨で濡れてしまったり、断熱材がずれたりするようなアクシデントがあると、断熱性能が低下してしまうことがあるのです。

土地や地形によっては施工が難しい

木質系プレハブ工法で家を建てる際には、部材を車両で現場に搬入しなくてはいけません。そのため、車両が進入しにくい狭い土地や道路が入り組んだ場所では工事ができないことがあるのです。また、土地の形状と部材の形状が合わず、うまく家を建てられないこともあります。

適切な強度が確保しにくい場合がある

木質系プレハブ工法で用いられるパネルは、会社によって差はあるものの、おおむね薄い場合がほとんどです。そのため、場合によっては十分な強度や耐震性を確保できなかったり、パネルを固定するためのナットの締め付けがゆるくなりやすかったりするデメリットがあるのです。

コンクリート系プレハブ工法

コンクリート系プレハブ工法は、プレハブ工法の一種。工場生産されたプレキャストコンクリート(PC)で作られた壁や床、屋根構造材などを主要な構造材として用いて建物を建てます。壁板の幅が900mm程の中型コンクリートパネル工法と、それより分厚い幅のパネルを用いる大型コンクリートパネル工法にさらに分類される工法です。

コンクリート系プレハブ工法のメリット

高精度かつ高品質な住まいを建てられる

ほかのプレハブ工法と同じように、コンクリート系プレハブ工法も、工場であらかじめ生産された部材を用いて家を建てます。部材はコンピューターやロボットを用いた作業工程を通して、徹底した品質管理のもとで生産されているので、高精度かつ高品質。もちろん、部材に寄る品質のばらつきもありません。

コンクリートによる高い耐久性・耐火性・防音性

コンクリートの強みは、その高い耐久性・耐火性・防音性にあります。ほかの材質に寄る建物に比べると、高い耐久性と耐火性を確保できるのです。また、密度も高いので防音性に優れ、楽器を演奏するスペースや騒音の大きい工具を用いるようなスペースのある住まいに適しています。

防火地域に対応

木造建築の場合、その地域で定められた防火基準をクリアしていなければ建てることができません。反面、コンクリート系プレハブ工法なら、素材そのものの耐火性が高いため防火地域に対応しており、防火基準に関係なく建物を建てることができます。

コンクリート系プレハブ工法のデメリット

地盤改良が必要になることがある

コンクリートは前述の通り、高い耐久性、耐火性、防音性を持つというのが大きなメリットです。しかしその反面、木材に比べて重いので、地盤の状態次第では建物を建てる前に地盤改良が必要になることがあります。

間取りに制限がある

コンクリート系プレハブ工法で住まいを建てるとなると、木造建築に比べて間取りの制限が大きくなります。デザインや間取りの自由度を優先する場合は、コンクリート系プレハブ工法は適さないこともあるのです。

建築後の増改築は難しい

コンクリート系プレハブ工法で建てられた住まいは、材質がコンクリートなので木造建築のように気軽に増改築をすることができません。コンクリート系プレハブ工法で住まいを建てるなら、増改築はできないものだと考えておくほうがいいでしょう。

ユニット系プレハブ工法

ユニット系プレハブ工法もまたプレハブ工法の一種。ほかのプレハブ工法が、建物を建てるための部材を工場で生産しているのに対して、ユニット系プレハブ工法は部材の組立までを工場で済ませてしまうのが特徴。そして、工場で組み上げたユニットをそのまま現場に運び込み、つなぎ合わせて完成させます。

ユニット系プレハブ工法のメリット

安定した品質が担保できる

ユニット系プレハブ工法では、ほかのプレハブ工法と同じように各種部材が工場で生産されるうえに、組み立てまでを工場で行っています。あとは、建物の構造としてはほとんど完成した状態のユニットを現場に運び込んで組み立てるだけなので、品質のばらつきが非常に少ないのが代表的なメリットです。

高い耐久性・耐火性・防音性

品質のばらつきの少なさは、高い耐久性・耐火性・防音性にも繋がります。現場での工事を行う場合に比べて断熱材が剥がれたり部材が濡れたりするといったトラブルも起こりづらいのです。また、耐久性・耐火性・防音性に関しては工場での生産時にチェックが行われているので、住宅機能の保証にも繋がっています。

工期が非常に短い

前述の通り、ユニット系プレハブ工法では、部材の生産だけでなく組み立てまでを工場で行っています。そのため、現場で行うことはユニットの組み合わせのみ。8割方の工程が工場で完了しているので、各種工法の中ではもっとも短い工期で住まいを建てることができるのです。

ユニット系プレハブ工法のデメリット

間取りが制限される

ユニット系プレハブ工法は、あらかじめ工場で組み立てられたユニットを組み合わせて住まいを建てる工法です。そのため、ユニットを組み合わせてできるもの以外の間取りにすることは難しくなります。部屋の広さもユニットのデザインに沿うものでないと調整ができません。

狭小地や変形地に建てるのが難しい

ユニット系プレハブ工法では、工場で組み立てられたユニットを現場まで運分必要があります。そのため、道が狭い土地や変形地にはユニットを運び込めず、建築ができないことがあるのです。ユニットを運び込めたとしても、住まいを建てる土地の形状がユニットに合わないほどの狭小地や変形地だった場合は、やはり住まいを建てることは困難となります。

発注後の変更が難しい

ユニット系プレハブ工法は、工場ですでにユニットの組み合わせが行われています。そのため、発注が終わったあとに現場でデザインや間取りを変更することは困難です。

ログハウス

ログハウスは、17世紀の北米がそのルーツのひとつとされる建築方式で、丸太を組み合わせた壁を作り、その壁で屋根を支える形式の家です。職人が手作業でカットした丸太を用いた「ハンドカット・ログハウス」と機械で切断加工した木材を用いる「マシンカット・ログハウス」の2種類があります。

ログハウスのメリット

自然素材の住まいを楽しめる

ログハウスの最大のメリットと言えるのが、自然素材の魅力を楽しめる点でしょう。むき出しの木材を用いた外観や内装はワイルドかつ木のぬくもりが感じられ、リラックス効果があります。また、自然素材を用いているので、有害な化学物質の放散によって健康被害が引き起こされるシックハウス症候群の心配も抑えられるのです。

耐震性が高い

地域によらず地震対策が欠かせない日本においては、ログハウスの耐震性の高さは大きなメリットとなります。地震が起こった際、ログハウスを構成する丸太の一本ごとに揺れを吸収してくれるのです。また、ログハウスは大量の木材を使っているために重心が低く、ほかの建物よりも安定性が高いので地震に強い構造でもあります。

ログハウスのデメリット

木の収縮性による構造の変化

ログハウスは木でできているので、当然その収縮性の影響を受けます。湿気や気温によってログハウスを構成する木材が収縮すると、それによって壁や床に隙間ができてしまうことがあるのです。そうなると雨漏りや隙間風の発生や、気密性の問題がでてきます。特に寒冷地のログハウスでは、暖房費用が通常の住まいよりも大きくなってしまう可能性があるのです。

定期的なメンテナンスが欠かせない

ログハウスを構成する丸太はデリケートな素材でもあります。木である以上湿気やシロアリ被害のリスクは避けられませんし、前述したような収縮性による木材の変化など、気をつけなくてはいけない点がたくさんあるのです。そのため、ログハウスで安全な暮らしを保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

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