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注文住宅を建てる上で、屋上を設けるか迷っている方も多いのではないでしょうか。屋上にはさまざまなメリットがある一方、デメリットもあります。ここでは、屋上がある家のメリット・デメリットや失敗しない屋上を作るポイント、メンテナンス方法などについて紹介します。
本来建物の屋根になるところを水平につくり、人が利用できるようにした場所が屋上です。近年限られた敷地内に家を建てることが多く、庭のスペースを確保できないケースも多いです。そのため、限られた敷地を活かそうと屋上を設置したい人が増えてきました。
屋上には幅広い使い道があり、ライフスタイルに合わせて楽しむことができます。屋上がある家のメリットをひとつずつ見ていきましょう。
屋上の良さメリットのひとつに、景色が楽しめることがあります。屋上があれば隣家より頭一つ視界が開け、広々とした空や目の前の眺望を満喫できるでしょう。周りに海や川、森や林などの自然がある場合は、豊かな自然を味わうことができます。
屋上は家の中で一番空に近いところなので、景色と同時に空も楽しむこともできます。星や宇宙に興味があれば、絶好の観察スポットとなるでしょう。
屋上をアウトドアリビングとして活用すれば、第二のリビングとして家族の団らんの場になります。天気の良い日に太陽を浴びながら食事をすれば、よい気分転換になるでしょう。テーブルやソファーを用意し、プライベートなカフェ空間でくつろぐこともできます。
バーベキューをしたりプールを置いて遊んだりするのも良いでしょう。あらかじめテントやタープを設置するための金具を取り付けておけば、屋上でキャンプをすることも可能です。
屋上は、広めの物干し場としても活用可能です。日当たりが良く常に風通しも良いので、晴れの日はもちろん曇りの日でも洗濯物を乾かすことができます。タオル類などは短時間でカラっと乾くので、嫌なにおいが出ません。洗濯物が大量にあっても早く乾かすことができるでしょう。
シーツやカーテンなど大物の洗濯物はなかなか家で干すことができませんが、屋上があれば広げて干すことができます。色々なものを乾かすことができるのは嬉しいポイントですね。
屋上は庭としても活用できます。子どもを遊ばせることもできますし、ペットを飼っている場合は運動させることもできるでしょう。屋上なら安全ですし、日の光や風を浴びながら体を動かすのは健康にもよいですよね。
また、家庭菜園やガーデニングにも使えます。屋上にプランターを置けば、さまざまな植物を育てることができるでしょう。
屋上を作ればさまざまな用途に活用できて楽しみが広がるでしょうが、一方デメリットもあります。屋上があることによるデメリットを紹介します。
屋上を設置した場合、配水管が葉っぱやゴミで詰まらないよう小まめに掃除をする必要があります。特に台風や強風の後は、葉っぱやゴミがさまざまなところから飛んでくることでいつもより溜まりやすく、放置しておくと大変なことになってしまいます。小まめな掃除は苦手…という方の場合、屋上はあまり向いていないかもしれません。
屋上のある家は、屋上のない家に比べて建設コストが高くなります。どのくらい高くなるかは設置する屋上のタイプや広さ、建設会社などにもよるため、まずは相談してみる必要があるでしょう。
また、屋上は設置した後もメンテナンス費用がかかります。定期的に防水処理や手すりのチェック、床面のひび割れなどのチェックなどを行わなければいけないためです。
屋上と一言で言っても、屋上にはさまざまなタイプがあります。それぞれのタイプについて紹介していきます。
ペントハウス経由の屋上は、室内からアクセスするタイプの屋上です。ペントハウスという小屋を作り、そこからアクセスします。
ペントハウスは、建築基準法において水平投影面積が建築面積の8分の1以内、高さが5m以下という決まりがあります。また、ペントハウスは居室として利用することはできません。屋上自体は容積率に算入されないため全面を屋上にすることが可能です。
敷地の形状によっては高さ制限がかかってしまい、スペース全体を屋上にすることができないなんてことも。その場合、一部が屋根になって残りの部分を屋上とすることになります。また、コストの問題や屋根に太陽光パネルを付けたいという理由で、一部分だけ屋上を設置することもあります。
室内からアクセスするのではなく、屋外に設置した階段からアクセスするタイプの屋上もあります。ペントハウスを建てるよりコストはかかりますが、プライベート空間を経由しないで屋上にアクセスすることができる点が魅力と言えるでしょう。
ペントハウスを設置しないため高さの制限を受けにくくなるというメリットも。屋上面積を広く使うことができます。
ペントハウスではなく、隣接する居室からアクセスするタイプの屋上をルーフバルコニーや屋上テラスと呼びます。居室と繋がっているため移動が楽で、まるで部屋の一部のように屋上を使えます。セカンドリビングとして活用するのもよいでしょう。
ただし、排水をしっかりしないと屋上部分に溜まった雨水が居室まで侵入する恐れがあるので、小まめな掃除が必要です。
屋上にはメリットもデメリットもあることが分かりました。では、失敗しない屋上を作るためには何に気を付ければよいのでしょうか。失敗しない屋上を作る上でのポイントについて紹介します。
屋上へのアクセスについて気を付けましょう。屋上へ行くのが億劫になるような導線の場合、面倒になって使用しなくなる可能性が高いです。例えば屋上でバーベキューをしようと思っていても、寝室を通らないといけないようなら荷物を運ぶのが面倒です。また、友人を寝室に入れるのにも抵抗があるでしょう。
2階リビングからすぐ行けたり、どの部屋にも入らず廊下を通ってそのまま行けたりするようなアクセスにすると利用しやすいです。
新築の住まいは地域の法規に対する対策が盛り込まれているはずなので、その法規に従って建てられた家なら基本的に雨漏りに関しては問題ありません。しかし、新築から10年~15年も経つと経年劣化で防水効果が失われていき、雨漏りの原因になります。定期的に防水対策をするようにしましょう。
防水対策にはさまざまな種類がありため、その場所に適した屋上防水をすることが大切です。
法律上、屋上の手すりの高さは1.1m以上必要です。しかし、例え1.1m以上であって子どもがイスやクーラーボックスなどに乗って身を乗り出してしまえる高さなら転落の危険があります。
屋上を高い壁で囲ってしまえば転落する心配はありません。また、屋上に子どもが乗れるような荷物をおかないようにするなど対策しましょう。
近隣の周辺環境のことも頭に入れておきましょう。屋上の壁を高くしてプライバシーを確保しようとしても、周りがマンションだらけなら意味はありません。屋上を設置するなら、周辺に高い建物がないような場所がよいですね。
また、立地場所の高さ制限や斜線制限を確認しておくことも大切です。自分のつくりたい屋上がつくれる環境であるか、あらかじめ確認しておきましょう。
屋上を設置した場合、定期的にメンテナンスを行う必要があります。メンテナンスコストもかかるため、建てる前にどれくらいかかるかチェックしておきましょう。
なるべくメンテナンスがかからない素材を使用するのもひとつの手です。木造住宅で使われることの多い金属防水は、耐食性・耐候性に優れていて屋上に向いています。
屋上のある家を建てる場合、建てた後のことにも目を向けておく必要があります。屋上を作った場合に発生するメンテナンスについて紹介します。
手すりや柵は定期的に安全チェックを行う必要があります。落下防止のチェックはもちろん、腐敗や老朽化によって勝手に道路に落ちて通行人を傷つけるようなリスクをなくすためにもしっかり点検するべきです。柵が錆びていたり隙間があいていたりする場合や、柵を手で動かそうとすると簡単に揺れてしまう場合などは、すぐに修理を行いましょう。
とは言え、自身で期間を決めて毎回全てをチェックするのは非常に大変です。生活の中で屋上を頻繁に活用し、屋上を使っている時間や掃除のタイミングでチェックするとよいでしょう。
屋上は砂ぼこりや枯葉などで汚れやすいため、小まめに掃除を行う必要があります。屋上は雨や日差しに直にさらされていることから掃除を怠れば雨漏りの原因になり、最終的には家の損傷につながるかもしれません。こまめに掃除をすれば気付きの機会も増えるため、大きな損傷になる前に対処できるでしょう。
特に天候が荒れた日の後は配管を詰まらせてしまう可能性があるため、早めに掃除を行うようにしましょう。翌日に雨が降りそうなタイミングで排水溝の掃除をしておけば、大雨になっても安心です。
フラットな屋上は、屋根に斜面がある家と比べて雨漏りを起こしやすいです。そのため、防水に対するメンテナンスが必須となります。補修を行う時期としては10~15年ごとに一度が目安です。防水補修のタイミングに合わせ、計画的に修繕費用を用意しておきましょう。
部屋の湿度が以上に高い場合や屋上に水たまりができている場合は、水漏れの可能性があります。そのような状態を見つけたら、10年を待たずに防水処理を行うようにしましょう。本格的に雨漏りを起こす前に手を打つことが大切です。
屋上は日当たりがよく、さまざまな活用方法があります。ただし、漠然とした憧れだけで屋上を設けてしまうと使い勝手が悪く、結局使用しなくなってしまったりする場合も。また小まめなメンテンナスが必要なため、かかるコストや手入れの頻度も頭に入れておく必要があります。屋上のある家を建てたいなら、屋上に対する経験と知識が豊富で、対応力がある業者へ相談するようにしましょう。
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