シックハウス症候群対策

シックハウス症候群とは

建材に含まれる化学物資が原因で発症する、アレルギー症状の1つ。シックハウス症候群の症状には頭痛・皮膚の痒みや発疹・鼻水や鼻詰まりといったよくあるアレルギー反応のほか、疲労感や注意力の低下、睡眠障害などもあります。

「なんとなく体調が悪い」「眠りが浅い」、「集中力が続かない」これらの症状の原因は住まいにあるのかもしれません。また元々アレルギーやアトピー性皮膚炎、喘息をもっている場合はそれらの症状が悪化する可能性もあります。

シックハウス症候群になりやすいのは？

大人に比べて免疫力が低い子どもは、シックハウス症候群になりやすいと言われています。また、小さな子どもが吸っている空気には化学物質が含まれやすいことをご存知でしょうか。

基本的にホルムアルデヒドをはじめとする化学物質は空気より比重が重く、低い位置に滞留しています。そのため、赤ちゃんや身長の低い子どもが吸う空気には化学物質が多く含まれてしまうのです。

もちろん大人がシックハウス症候群にならないわけではありません。シックハウス症候群になるかならないかは化学物質といった毒性への耐性に関係し、個人差が生じます。全員がシックハウス症候群になるわけではありませんが、ならないと言い切ることもできないのです。

シックハウス症候群を予防する健康住宅の建て方

ポイント1.無垢材にこだわる

シックハウス症候群の原因は建材に含まれるホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった化学物質。これらは木材や床材、壁材から放出されて空気中を漂っているのです。

使用量が多い木材は、とくにこだわるべき。一般的に用いられる集成材や合板には加工時にホルムアルデヒドを含む接着剤が使用されています。おすすめは原木をカットしてそのまま使う無垢材。無垢材なら接着剤はほぼ不使用です。

また、木自体が生きて呼吸をするので調湿効果も◎。湿度が高いときには水分を吸収して湿気をコントロールしてくれるので結露が起きにくく、アレルゲンとなるカビやダニの発生を抑制することできます。

ポイント2.本漆喰にこだわる

代表的な自然素材塗料の漆喰。ですが、現在では化学物質や砂が混じった漆喰も多く出回っています。健康住宅にこだわるなら天然成分100％のスイス漆喰といった本漆喰を選びましょう。

漆喰の魅力はホルムアルデヒドを分解してくれること。ホルムアルデヒドはアルカリ分子に触れると害のない物質（ホルモ―ス）に変化します。漆喰は強アルカリ性のため、シックハウス症候群の最大の原因であるホルムアルデヒドを分解し、シックハウス症候群を予防できるのです。

ポイント3.モデルハウスを見学する

すでにアレルギーやアトピー、喘息を持っている場合は注文住宅会社を決める前に必ずモデルハウスを見学しましょう。見学中に痒みや発疹、咳が出るようならその注文住宅会社はやめておいたほうが安心です。

「臭いが気になる」「熱が室内にこもっている感じがする」なども、要注意。香料がシックハウス症候群の原因になることもありますし、断熱性能が悪いとアレルギー性皮膚炎やアトピーが悪化する可能性もあります。

また、家を建てるならデザインや機能性も気になるところ。モデルハウスを見れば、その工務店がどんな家づくりが得意なのかを知ることができます。後悔のない家づくりができるよう、ぜひモデルハウスを見学してみてくださいね。

シックハウス症候群対策を取りいれた健康住宅に住む人の声

健康住宅を選んで本当に良かったです

「夫がシックハウス症候群、2人の子どもはアレルギー、そして私自身も花粉症…。家族のこれからを考えると、健康住宅しかないと決めていました。実際に住んでみて、夫と私の咳は落ち着き、子どもたちの症状も落ち着いて薬の量も減りました。家族全員、寝苦しいと悩む夜がなくなりました！」

悩んでいた子どものアレルギーが落ち着きました

「息子は肌が弱く、痒みや発疹に悩まされてきました。マイホームを考えている時に見つけた健康住宅メーカーさんのモデルハウスに行ってみると、息子のアレルギー症状が落ち着いていたんです ！ローコストメーカーも検討していましたが、息子のためならと思い健康住宅を建てることに。引越して2年経った今では、息子のアレルギーもすっかり落ち着きました」

シックハウスを防げるだけじゃなくて喘息にも好影響が！

「子どもが軽い喘息持ちでなので、家を建てる際はとくにシックハウス症候群を防げるかどうかが気になりました。自然素材の家を建ててくれる注文住宅会社を探していくつか話を聞き、自然素材へのこだわりが一番強いと感じた工務店に依頼。その選択が大正解で、シックハウス症候群どころか喘息もほとんど起きなくなりました」

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