市原市で注文住宅を建てる人へのお役立ち情報満載!
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一昔前は玄関ホールから廊下がまっすぐに続く間取りが一般的でしたが、住宅性能の向上やライフスタイルの変化に伴って、廊下なしの家の人気が高まっています。廊下なしの家を検討している方に向けて、廊下なしの家のメリット・デメリットを紹介。また、廊下なしの家を建てる際の注意点についてもまとめているため、参考にしてください。
廊下をなくした分、居住スペースを広く取ることができます。リビングやダイニングに使えるスペースを多く確保できるので、広々としたLDKに憧れている方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
冬場に廊下にでた際、リビングやダイニングとの温度差を感じ、ヒヤッと寒い思いをしたことのある方は多いでしょう。廊下は一般的に冷暖房器具がなく、さらに玄関や窓から冷気が入りやすいため、家の中でも温度差を感じやすい空間です。住まいの快適さを損なうだけでなく、急激な温度変化は体への負担も大きく、心筋梗塞や脳卒中などの健康被害も引き起こしかねません。
廊下をなくすことで住まい全体の室温を均一に保ちやすくなり、快適さを維持できるほか、健康被害のリスク軽減にもつながるメリットがあります。
移動経路が限られる廊下に対し、広いLDKを回廊のように使えば、複数の動線を描くことができます。ドアを開け閉めする手間が省けるほか、移動シーンに合わせて最短経路を選べるようになるので、家事効率のアップを図れるのも廊下なしの家ならではのメリットです。
廊下なしの家はリビングが移動経路になるため、家族と顔を合わせる機会が自然と増えます。子どもとのコミュニケーションを重視したいという方にとっては、廊下なしの家の家族と話がしやすいという点は魅力的でしょう。顔を合わせる機会が増えることで、子どもの体調の変化や悩みなどに察知しやすくなるのも、子育て世代の方にとって安心できるポイントです。
廊下をなくしてリビングを移動経路にする動線にした場合、来客時のプライバシーを確保しづらくなるというデメリットがあります。お風呂やトイレに出入りする際に気を使ってしまうほか、生活感が出てしまうのが気になるという方もいるでしょう。来客が多い場合は、プライバシーを確保できるようにリビングの形や階段の位置に工夫が必要です。
各部屋の緩衝地帯となる廊下をなくした場合、部屋同士が直接つながることになるので、音や臭いが広がりやすいのがデメリットです。リビングの話し声やテレビの音が気になって眠れなかったり、キッチンからの臭いが気になったりしてしまう可能性があります。そのため、キッチンの換気性能を高めたり、音や臭いが気にならないような間取りを検討したりする必要があるでしょう。
廊下をなくして広々としたLDKにした場合、大きなパワーの冷暖房設備や加湿・除湿器などが必要になります。廊下ありの場合に比べて設備購入に倍以上の価格差が生じるケースもあるため、初期費用をなるべく抑えたいという方にとってはデメリットに感じるでしょう。
廊下なしの注文住宅を建てるにあたり、どのようなことに注意すればいいのかについて解説します。
廊下のない家は冷暖房効率が低下しやすいため、そのデメリットを解消するには断熱性・気密性を確保することが大切です。高断熱・高気密の家にすることで光熱費を抑えられるほか、温度差の少ない快適な住まいを実現できます。施工会社と相談しながら、断熱材やサッシのグレードなどを検討しましょう。
廊下のない家でもプライバシーを確保したいのであれば、視線が気になる場所に壁を設置し、目隠しをすると良いでしょう。設置する壁を格子状または上部に空間をつくったものにすると、採光や通風性も確保できます。これらの壁は、壁があることによる視覚的な圧迫感を軽減する方法としても有効です。
そのほかの圧迫感を軽減する方法としては、白い壁を採用するのもおすすめ。壁を有効活用しながら、プライバシー対策に取り組みましょう。
廊下のない家は音が各部屋に伝わりやすいので、音が気になりやすい演奏部屋や子ども部屋などを設置する場合、防音対策が必要です。本格的な防音対策を施すという方法もありますが、パッキン付きの防音ドアを採用したり、壁に断熱材を入れたりなどの簡易的な対策でも一定の効果を期待できます。
※シノスタイルの選出基準:漆喰壁、自然健康塗料を標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)。
※ライフの選出基準:ZEH、蓄電池、AI住宅が標準装備している市原市にある注文住宅会社(調査日時:2023年6月)
※本吉工務店の選出基準:市原市にある企業で最も古くに創業された注文住宅会社(調査日時:2023年6月)