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壁材は珪藻土・漆喰を選ぶ

壁材に使用される自然素材として代表的なのが、珪藻土や漆喰です。どちらも調湿性が高い素材で、湿気の多い日本の家づくりには最適の素材といえます。

ここでは、珪藻土と漆喰の特徴や魅力を解説。仕上がりが美しい、スイス漆喰もあわせて紹介します。

珪藻土の壁の特徴や魅力

珪藻土(けいそうど)とは、藻の一種である珪藻の化石によって作られた堆積物です。耐火性や断熱性に優れており、昔からこの特徴を生かして建造物の壁材として使用されてきました。自然素材による住宅建築の魅力が再認識され、注目を集めている素材です。

使い勝手も良く、壁以外の場所でも多様に使用されています。また、カビやダニの発生を防ぐ点も魅力的です。気密性が高まる住宅事情で部屋の空気が循環せず湿気がこもりがちな中、珪藻土は水分を吸収する性質を持っているため、湿気を好むカビやダニの発生を防ぐことができます。

漆喰の壁の特徴や魅力

漆喰(しっくい)とは、水酸化カルシウム(消石灰)によって構成されており、昔から城や寺社、民家などで壁の上塗り材として利用されてきました。小学校が土のグラウンドだった人であれば白いラインのことをご存知かと思いますが、その白いラインと漆喰は元を辿れば同じ原料でできています。珪藻土であれば色のバリエーションがありますが、漆喰は基本的には白のみとなります。

漆喰壁の最大の特徴は、呼吸する壁と呼ばれるぐらい自然の空気調節機能を持っている点です。さらに、漆喰壁が持つアルカリ性の成分のおかげでカビや細菌を防ぐ力を持っています。これらの特徴は珪藻土も漆喰も同じぐらいのポテンシャルを持っており、どちらも甲乙つけがたい点ではあります。

スイス漆喰の特徴や魅力

最後に紹介するのがスイス漆喰です。上記の漆喰と同じ水酸化カルシウムによって構成された消石灰の一種なのですが、アルプス山脈で産出された高純度の漆喰で、こちらも古くからスイスを中心に多くの建造物で使用されてきました。日本の漆喰よりもより強い殺菌性、調湿性、有害な物質の吸収能力を持っており3000年もの間、使用され続けてきました。

漆喰が呼吸する壁と呼ばれ始めたのは、元を辿るとスイスが発祥と言われています。それぐらい、スイス漆喰が持つポテンシャルの高さは折り紙つきです。

漆喰に関してはDIYなどで使用したことがある方もいると思いますが、スイス漆喰はとくに扱いが難しい素材です。熟練の左官さんによる腕の差が出る素材であり、DIY感覚では手が出せず専門家以外の人には取扱いが難しい素材です。

スイス漆喰を使用した外壁にする場合は、腕の良い左官職人がいるハウスメーカーを選ぶことが大切になります。